DTMを始めるために必要なもの
DTMをやるために必要なもの
====プロみたいな音を出せる(以下で述べることは、ノートパソコンでやる場合には当てはまらないかもしれません)
順番に。
■ パソコン:2016年 現在、Windows か Mac か。説明の必要なし。※メモリが重要。メモリが4GBという家庭用パソコンも多々に存在するので、なにも考えずに買うとそういうのを買ってしまう恐れがある。DTMでは、DAW上で、後述する、ソフトウェア音源やプラグインをたくさん立ち上げるので、その立ち上げる分だけのメモリ容量が必要になる。要点は、16GB以上積んだものを買う。メモリは通常増設可能で、ショップに増設してもらう。2016/12 月現在であれば 32GBが望ましい。2016/12 月、最近、SSD (Solid State Drive:高速) がはやってきているので、それへの交換も検討されたし。DAW の起動や、時間のかかる音源ライブラリのロードの時間が1/2 から 1/4 程度に短縮されると思う。
■ DAW (必須) 読み方:ダウ、ディーエーダブリュー
Digital Audio Workstation と呼ばれるもの。そういうソフトのこと。
これに音符をかいたり、ピアノロール上でメロディー入れたり、ステップ入力してみたり、リアルタイム入力 (要midiキーボード) してみたり、リストエディタでmidi情報を入力したりして音を出す。
■ MIDIキーボード 読み方:ミディキーボード
「俺は八王子Pのようにピアノロールにマウスで打ち込んでやるんだ」という人は買わなくて良し。でも、結局は八王子Pも最初はキーボード買って持っている。なんだかんだ必須。主に、32腱、37鍵 (小)、49腱 (中)、61腱 (大)、88腱 (ピアノと一緒) などがある。僕は、小も中も大も持ってる。一番最初は 61 腱で少しやって、次に 49 腱やってみようかなぁなんて思って、そのあと 37腱買って、手軽だな、楽だな、いいじゃん、みたいに思ったけど、やっぱ 低音と高音両手で弾いてみたい (ピアノ弾けないけど) から 49 腱か?みたいになって、最終的に 37 腱で問題ないジャン、みたいな結論に至ってこじんまりと入力している。でも、気分でいろんなの使うのも一興だと思っている。(だいたい) 49腱以上になるとノブやフェーダーがついていて、ソフトシンセのノブをアサイン (midi learn:[簡単]) してノブを操作したり、DAWのコンソールのフェーダーの操作もできる。一度はやってみるべし。(ノブ・フェーダーなしのシンプルモデルもある。それがウリで、それだけ安い) ただ、結局はノブ・フェーダーは、とくにノブは、そんなに利用しないという最終結果がまっている。和音とか鳴らしてみたいだろうから、最初はやっぱ 61腱かな。で、いちいちキーボード出すのめんどうで、万年床のままでも手っ取り早くキーボードを取り出して、さっさと音楽はじめたい、と思うようになったら 37 腱を買うべし。なくても良し。好み。midiキーボードには、ソフトウェア音源(=ソフトシンセ) のLE版 (Limited Edition:限定版) などがついてくるものがある。
基本的に鍵盤数の少ないやつの方が安い。ヤフオク (旧:yahoo オークション) で中古のものを安く購入すべし。
[値段][種類]
―――――最後にまとめてある通り、本当の必須と言ったらここまで―――――終了 (-0-0――――
■ モニタースピーカー
俺は中田ヤスタカの機材に見習って、GENELECのスピーカーならいいか、と思って、間違ったスピーカー (アクティブスピーカー) をずっと使っていた。出来上がった曲を聴いてみる程度の用途だったけど。まぁ、そのため、というべきか、オレの曲は音響的にはマダマダだと思っているけど。 モニタースピーカー/スタジオモニタースピーカー/モニタリングスピーカー (どれも同じ)、と書いてあるものを買う。通常、この、モニタースピーカーで音を出しながら作曲するようだが、俺は今のところパソコンのディスプレイ内臓のスピーカーでやっている。いつもいろいろな曲を聴くのはそのスピーカーだし、その音の鳴り方で自分の聞きたい音で聞きたいモノを作りたいと、そう単純に思えるからだ。プロではないし。自分が聞いて気持ちいい音を作っていくのが作曲。あと、モニターヘッドフォンは持っている(1万円~2万円程度、プロ御用達のsonyの MDR-CD900ST も)。細かい音がよく聞こえるし、好きな曲を聞いてもばっちり繊細に聞こえる。あと、俺の場合は bluetooth で聞ける 3000円程度のスピーカーも所持しており、それでも聞く。
■ オーディオインターフェイス
たいていの紹介サイトでは最低限の装備としてオーディオインターフェイスが必要だと書かれているが、asio4all (フリー) を使えば (あとはパソコンが高スペックなら)、必要はない。そもそも僕も最初しらずに、asio4all を使いつつ、DAWでの耳コピを楽しんでいた。(買うならばいいものを、ということで、パソコンの購入時に メモリ16GB に増設してもらっていたことがなにげない功を奏した)。僕もオーディオインターフェイスは持っているが、プロ作曲家じゃないから、普段パソコン使う時、いまいちそこにデンと常駐させて置いておきたくない、しまいたくなる。でも、やるときいちいち出して取り付けるのも面倒、なんて感じで、パソコン回りの整理を重視した結果、今のところ、オーディオインターフェイスTASCAM US-144MKⅡは箱にしまってあって、 asio4all に頼ってやっている。そう、ボカロやるには必要ないけど、実際にマイクでボーカルを入れたり、マイクから生音 (ギターその他いろいろな楽器の演奏や、雨水のしたたる音とかカエルの鳴き声とか) を取り入れたりするならば オーディオインターフェイスは必須。その場合、オーディオインターフェイス次第で音質の違いがある。けど、そうでない場合は、音質は、asio4all でもオーディオインターフェイスでも、変わらない。特にボカロの場合なんかは。だから、オーディオインターフェイスは、声入れよっかな、とか、ギター弾いて生音入れてみたい、ってなったとき手に入れればよいモノ。始めてDAWでミックスダウンして、音がこもる場合は、リミッターを挿さないで音割れがあるままミックスダウンしている場合がある。大きな音を出し過ぎると、音割れが起こることがあり、マスタートラックに赤いランプがつくのでそれとわかる。オーディオインターフェイスが悪いのでは、なんて疑う場合があるが、この場合そうではない。
■ 音源
最小限のものは DAW についていると思う。
シンセと、マルチ音源それぞれ一つくらい用意した方が良いと思う。個人的には、DTM において Native Instruments Komplete 11Ultimate (11は現在のバージョン、10万円前後) は必須だと考えている。Komplete には シンセも、マルチ音源も、入っている。massive (シンセ), kontakt player 用のライブラリ音源、あと、battery (4) 、これはドラム音源。こんなのはたかだか数個のうちで、それも含めて、全部で、確か、10000 (一万) 音色以上入っていると紹介されていたと思う。ソフトシンセと、シンセの意味合いは違う感じ。ソフトシンセは、録音したピアノ音ギター音なりを鳴らすサンプリング音源も含めてDAWで鳴らせる音源 (プラグイン) のすべてを表すけど、シンセというと、saw, sine , pulse などのオシレーターから音を合成するいかにもシンセサイザーらしいというべき音源のことを指す。シンセは、上述のmassive の他、sylenth1, spire, serum, hive などがある。nexus 2 がならび称される場合があるが、nexus 2 はサンプルベースの音源だから正確にはシンセとは違う。ただ、音が、音のプロっぽさ的な質が、massive, sylenth1 等に引けを取らない。
■ プラグインエフェクト ===のちのちは絶対必須になる
フリーのプラグインは、本などに載ってたり、あのアーティストも使用してる、というのがなければ、使わないほうが無難。使うと、DAWでの作業最中にクラッシュしてしまうことがあるから。そんなことは自分で確かめる、というのなら自分で一つ一つ確かめていくのもいいが、クラッシュは往々にして作業が進んだころに襲ってくることもある。(有料のプラグインでさえクラッシュすることがある)。 最初は音を出して楽しむ以外DTMではやることがないので、最初はプラグインエフェクトは購入の必要なし。最小限のものは DAW についている。ただ、作曲が本格化していくにしたがって、特に、イコライザーやコンプレッサー、その他、音に特殊な効果を与えてくれるプラグインがないとやってられん (とくに音圧)、ってなるので、waves (代表的)、IK Multimedia T-Racks, iZotope の商品名忘れた, oxford, nomad factory (いずれも社名) などを念頭に入れ値段をちょくちょくチェックしておくべしと思う。買うのはセールのとき、春(スプリングセール)、summer sale(6月~7月)、ハロウィン、ブラックフライデー(11月の第4金曜日のこと。外国で一番でかいセール)、年末、など。それに限らず、突発的なセールもある。どのメーカーでも、プラグインをまとめて「なんとかバンドル」というのを出しているので、最初は必ずそれを買う。なるべく高いバンドルを、なるべく安い時に買うのがベスト。この買い方は必須。まとめたセットのことをバンドルという。バンドルは、ソフト音源のバンドルとかもあるし、また、IK Multimedia などは、Total Studio Max といって、IK Multimedia から出してるおそらくすべての、音源+エフェクトプラグイン+ギターアンプの"バンドル"を売っている。安い時なら、買うべし。バンドルと言えば、エフェクターではないが、たとえば、Arturia のソフトウェア音源は、ゆめゆめ単体で買ってはならない(それはもういろいろ知っている"事情通"のやること)。必ず バンドルの、V collection 4 や V collection 5 を買うこと。V collection 4 は 5 が出た今は多分激安だが、いろいろできる。
nomad factory の cosoms (exciter) など、単体で有名なものもある。nomad factory の存在は cosmos で知った。
最初は日本のディーラーで買うことと思うが、できるだけ早く海外サイトに目を向けておくことをお勧めする。ただし、無理だけはしないほうがいい。
IK Multimedia の製品などは、ぜひ、IK Muktimedia 本社のサイトから買おう。注意点は、海外から商品の到着があった後、数日遅れで消費税の支払い催告が来ること。数千円、コンビニ支払可。
必要最小限のモノでしょ?実際高きを目指す人も含めて。うん、こんなもんでしょ。一気に買おうとすると高すぎてテンション下がるから。まずは DAW。音源がもとから付属してくるものを選んで。MIDIキーボードは買っておいたほうがいい。買わないと、なんか音楽やってる感がでない。でも、そこでひとまず、一段落して、その段階でもう、作曲でも耳コピでもできる。パソコンが低スペックで asio4all (無料:オーディオインターフェイスの代わり) 入れても重くて作曲どころじゃないよ、っていうんなら、そこでオーディオインターフェイスが必須となるので、買い。最小限の最初の段階は、ここまで。
あと、作曲本など。特に コード、およびコード進行 なんかは、結局コード進行っていう知識体系、について述べているからどの本でも変わらない、くらいに大雑把に考えて、どの本でも構わないので、一冊読んでおく (楽に一通り最後まで目を通しておく) べし。もちろん、複数の本に目を通しておくことが力になる、ことを知っている賢い君は何冊か買っておくべきだろう。
おまけ:英語力 今中学生なら中間期末毎回100点とるくらいの勢いでやれ。必ず役に立つ。日本で三十数万円のものが、海外のネット通販で二十万円で買えたりする。むろんこれがすべてではない。いや、安さなんてどうでもいい、高いカネだしても日本で買うわ、っていうんだったら気にしないでくれたまえ。英語なんて勉強しなくてもウチはお金があるからなんとでもなる、だから英語勉強したくないよママーん、なんていうの、それは、いかん、いかんよ?